STORY
第二章
この空間のゆがんだ場所では、
空が空である確証は無く

大地が大地である保証も無い。

─幻剣山。

古き神々の鍛えし剣が眠る霊山として、
古来より信仰が集まっていた
この聖なる地も時空の歪みの影響を、
まぬがれはしなかった。

信者によって彫られた
巨大な石剣が宙に浮かび、
道は形を失っている。

そして、歩くだけでも危険を
余儀なくされている光の者たちの前に、
圧倒的な闇が立ちふさがった。

呂布。

その矛には龍が宿るといわれる。

豪傑多き三国時代の中でも、
天下無双を冠することができる者は、
彼をおいて他にないだろう。

だがその彼が、
闇より姿を現したのである。

「闇を穢すネズミどもが」

しかし、光の者たちは絶望しない。

絶望こそ、闇の望みであることを、
彼らは知っているからである。