STORY
第一章
─幻の森。

一見、比較的明るく色彩豊かで、
穏やかさに満ちた場所に映る。

しかし、それは幻である。

ここは十常侍の暗黒術、
時空の歪みによって生まれた場所。

危険な魔物の影をその内に隠している。

そして闇の力を手に入れた者たちは、
光を滅するべく、ここに布陣した。

司馬懿。

魏軍最強の軍師である彼が、緒戦に立つ。

それは光の側の誰にとっても、
想定外の事態だった。

「もはや、闇こそ正道なのだ」

陣の先頭でそう嘯く司馬懿の目に、
浮かぶものは狂気しかない。

その圧倒的な怒気と魔力に
気圧されそうになるのをこらえ、
光の者たちは剣を取る。

己が前を、希望の光で染めるために。